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●施工箇所
東京都調布市染地
二ケ領上河原堰より約750m下流の左岸側約200mの区間

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施工後2年4カ月 造成されたワンドの水辺には植生が茂り、水面に影を写している。(平成7年7月) |
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川づくりの概要 東京都調布市付近を流れる多摩川には、以前は河川の蛇行や砂利採取によってできたと思われるワンドが多く見られました。しかし、その後そのほとんどがなくなってしまいました。 そこで、比較的河状の安定した二ケ領上河原堰下流左岸の高水敷に、魚類をはじめとする水辺の生物に配慮した多様な生息空間をもつワンドを再生することとしました。このワンドの規模は、幅約40m、長さ約200mという大がかりなもので、人工的なものでは国内最大級です。 整備にあたっては、治水としての護岸機能をセットバックした高水敷に籠マットを埋めることで確保し、ワンド部分は土砂と自然植生による河岸としました。 川づくりのポイント ●洪水時の流れをあてる ワンドは洪水時に流出土砂で埋まってしまいやすいので、逆に増水時に流れを受けて、その作用で変化、維持されていくワンドとなるように、ワンドの位置と造成形状に注意しました。 ●伏流水が水源のワンド ワンドは、以前に噴流していた伏流水を再現するように、深さを4.5mと深いものにしました。ワンドの水源はこの伏流水だけです。伏流水の湧出により、水温や水質が多摩川本流とは異なる場ができ、生物の生息場に多様性を持たせることができました。 ●ワンドの効果がわかるような工法を採用 当初、ワンド内には蛇籠、木工沈床の設置を計画していましたが、より自然なワンドとするため素掘りの池としました。 ●元々あった植物を移植 付近に多く生えていたオギやタチヤナギなどの現存植物を工事前に仮置きし、移植し直して法面の植生の早期回復を図りました。 ![]() |